私が住宅を購入する決心をしたのは10年以上前になります。
二十代も終わりに近づいて、付き合っていた彼女と結婚も視野に入っていた当時、
家族経営の店舗と近い場所に建築条件付きの土地が出もので出てきました。
田舎ですが駅近くの土地で五十坪、数件並びの住宅地はほぼ希望どうりなので、
購入を前提に商談。不動産屋指定の建築会社と打ち合わせを繰り返し、
銀行に融資を申し込んで何とかGOが出たので正式契約。
正直、結婚と土地建物購入は勢いでえいやっといかないと無理ですね。
銀行の支払い予定表を見ると、最初の十年ほどは金利しか払ってないですし、
こんなのまともな精神状態ではハンコ押すことなんかできませんよ。

建物に関しては、並びの住宅が同じ建築会社で土地の構成も同じようなものなので、
お勧めの構成を少し手直ししただけであとはお任せにしてしまいました。
これが良かったかどうかは微妙なところかもしれませんね。

家族が増えた現在でもそのまま使えるように、一般的な構成にしました。
構成としては二階建ての4LDKで、和室が二階と一階にひとつづつ。
本当に普通の二階建て住宅で、ほぼ特筆すべきところも不満もなかったんですが、
10年以上たって、問題が顕在化
ただ、最近の家電製品は大型化しているので、それを選択すると
廊下が狭くてリビングに家電が入らない、という問題が最近になって発生しました。
特に冷蔵庫はスリムタイプの商品を選ばないと明らかに入っていきません。
ぼちぼち新築当時に購入した家電製品が次から次へと潰れ始めているので、
頭を悩ませているのが現状ですね。

あとは最近になって外壁塗装の営業がちょこちょこうろついて来ているのが参ります。
確かに外壁もぼちぼちくすんできているのはわかりますが、
「近所で工事をしています。今ならお安くできますので」
という営業はあまりに怪しすぎないか?
床下換気扇はあまり聞かなくなったけれど、いまだにこんな営業が居るんだね。というのが
正直な気分です。

ただ、やはり10年を超えると水回りやフローリング近辺に痛みが見え始めているので、
一軒家購入を検討している方は、それくらいである程度大掛かりな補修があることを
念頭に置いて資金計画を考えていただく必要があるのではないでしょうか。